時間に対しての主導権
人生で初めて時間に対しての主導権を得たという話です。
時間は誰かに決められた配分で過ぎていくもの
生まれた時から、私はいつも自分の時間を過ごしていたはずだけど、思い返せばその時間というのは幼少期は親の管理下に、就学時は親と学校の管理下に、社会人になってからは会社の管理下にありました。
自分の意思で選択できる度合いは年齢ごとに大きくなっていったけれど、自立していないうちは自由はないと思う。
会社員になってからは会社に管理されていたわけではないけれど、お給料とは労働力の交換だから、日々の時間配分のベースには仕事があったという意味で私の時間は会社の管理下。
会社を辞めて初めて主導権を得た
時間に対する主導権を持つというのは、単に暇な時間があるとかのんびりできるという話ではなくて、「この1時間をどう使うか」を、自分の意志で決められるということ。
やりたいことだけやり続けたり生産性を気にせず時間が経過することは、これまでの人生でできなかったけど、仕事辞めたらできるようになりました。
例えば私は本が好きで、10冊くらいを併読してこの本に飽きたらこっちという読み方をしてほっとけば何時間でも過ごせるような感じなのですが、「もう本はしばらくいいわ」というところまでいったことはないです。続編が気になるけど中断して別の作業に移らなきゃ!がないのを、人生で初めて経験しています。
それが毎日続く。
これは、想像以上にすごかった。
時間の主導権は人生の主導権
・残業の多い部署になっちゃって、早く帰りたいんだけど帰れないとか
・子供が3歳になるまではゆっくり家でみたいけど育休が取れても2年までとか
・長期休みはお盆とお正月だから旅行はいつもハイシーズンで高いし混んでるとか
私の場合は仕事していた時に1番辛かったのはおばあちゃんが亡くなる時で、職場の大きな理解はあったものの、もっと一緒にいたいなあと思っていた、とか
みんなが時間への主導権を持って、そういうので悩むことがなくなったらいいのになあと思います。
誰かのスケジュールに左右されず、誰かに評価されるためでもなく、“自分がどう在りたいか” を基準に時間を使えたら、みんなもっとハッピーに生きていけるのになあ。
時は金なりというけれど
”時は金なり”という諺(ことわざ)がありますが、これは時間というのはお金と同じくらい大切だよという意味だと思います。ですが、私にとってはお金より時間のほうが余裕で大事です。
お金がない人生はハードだけど、自分の時間のない人生も同じかそれ以上にハード。
仕事を辞めることは自分の時間を確保するための、自分の、自分による自分のための革命です。
好きなことしかしなくなったら、会社員の時に定期的に感じてた「なんのために生きてるんだっけ?」はなくなったし、他人と比較して羨んだり自分を卑下したりもしなくなりました。
とても有名なスティーブ・ジョブスの
『もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やることは本当にやりたいことだろうか?』
長くNOが続くなら、何かを変える必要がある。
という言葉や、最近出会った
人生が後10年だとしたら、今の生き方を続けるか?
という言葉のように、今日に大満足だと思える日を積み重ねたい。
ジョブスは動画の中で、「たまらなく好きだと思えるものを見つけてください。それは恋愛のようなもので、出会ったらピンとくる。それまで探し続けてください」とも言ってるのですが、しかしこういうことを真面目に考え、考えたことを行動していくには時間が何よりも大事なのではと思います。
お金という障壁
私は不安が強いのである程度のお金を貯めてから(と言っても一生遊んで暮らすとかには全然足りない)会社員を辞めたけど、いざ辞めたらお金のことなんかより時間が大事でしょ!と当たり前に気づいて実行している人たちにたくさん出会っておったまげました。
これはきっと、たまらなく好きなものに出会ったタイミングに依るのではないかなと思うのですが、本当に好きなことが自分の人生にあったら、他は些細なことに思えてきます。
私は会社員生活にぼんやりとした違和感を感じるなか、しかし”これが私の好きなものだ”という確信が持てなかったのでとりあえずの会社員としてかなりの時間を先延ばしにすることになりました。
ですが、会社を辞めて時間を得、好き”かもしれない”ことにまじめに向き合ったら、思っていたより好きだった(そういえば私は恋愛もそういうパターンが多いです)ので幸福度がギュインと上がった。
結局やってみないとわかんないんじゃん、とも思うけど、しかし一方で、振り返れば違和感をどうにかしたくてやった断捨離、今の仕事に繋がる資格の取得、資産運用や仕事でのあれこれが、ぜーんぶつながって今に活きてるなとめちゃくちゃ思う。
そしてこれもまた、ジョブスは
「未来を先回りして繋ぐことはできません。過去を振り返って点と点を繋ぐことしかできないのです。だから将来、なんらかの形で点と点は繋がると信じなければいけません。」
と言ってます。うーんすごい。
私も重みのある言葉を積み重ねれるようがんばって生きよう。
ではー!
それは決して派手なことじゃないけれど、
心の奥にずっとあった「こう生きたい」という願いに、今の私は近づいている気がする。
時間をコントロールするというよりも、
時間とともに「在る」ことを、自分のリズムでやっと味わい始めている。
この感覚を、私はこれからも大事にしていきたい。
私は、時間の主導権を持って生きていきたい。