結婚3年になりますが、もっぱら単品ものor外食or夫ご飯な生活。 「ただ美味しいものが食べたいだけなのに、この膨大なレシピ・・・」とやる気を見失い、私にとっては料理=難しい・苦手でした。
どの本を選べばいいのかもわからないほど料理ができないにも関わらず理想だけは高く丁寧な暮らしがしたい(←え)ので、「レンジだけで簡単レシピ!」みたいなのに手を出すのは何かしっくりこず、
「やるなら基本から知りたい」
「でも教室とかは面倒すぎし高すぎる」
「というか私が求めているのは、冷蔵庫にあるものでぱっと作るができる汎用性のあるスキル・・・」と理想とボヤきを続けていました。
ミニマリストは料理が苦手?
ここからどうでもいいしあくまで私の主観の話なのですが、家事には「料理派」と「掃除派」がいる気がしています。
それは生まれ持った性質なのかなんなのか、私はもちろんダントツの「掃除派」です。というかミニマリストの方は掃除派が多いような気がしていて、料理は苦手までいかなくとも整理収納や掃除ほどには心躍ることではない、という印象を持っています。(*あくまで主観です)
そんな私も子供が産まれ、「さすがに今の食生活を子供にさせるわけには」ということで、何かを習得したい時の私あるある本を片っ端から読むを実行しました。
前のめりに学びにいく姿勢で読んでいるうちに、自分にもできそうだという気持ちと、これまでうっすら”丁寧な暮らしっぽい感じいいなあ”と思っていたものが強化され、食を整え&充実させていきたい気持ちが強くなっていきました。
そんなこんな、前置きがすっかり長くなりましたが、今回はその中でも料理をやりたい気持ちを強めてくれた3冊をご紹介したいと思います。(具体的なハウツーじゃなくて、気分的に「私でもいけるのでは?!」となったやつです。
料理苦手民におすすめの料理本 ①一汁一菜でよいという提案
言わずと知れた大ベストセラー。料理をすることは自立すること、一汁一菜でいいんだから気負わずにやっていこうよという提案。
生活のベースにある食べるということについて、日々の生活の中で変に力んでいた部分がすうっと軽くなっていく感じがします。家庭料理とはどんなものなのか、自分で料理をするとはどういうことなのかというのを優しさいっぱい愛情満タンで書いてくれていて、読んでいると元気が出てきます。
後半に紹介されている【一汁】はそんなものまで?!とびっくりのバリエーションで、なんだけどどれもとっても美味しそう。
私は元々お米が大好きなのですが、この本を読んでやっぱりお米と味噌汁に勝るご馳走ってないんじゃないかなと改めて思いました。
テレビに雑誌に引っ張りだこの土井さんの料理を通じた愛情がたっぷり伝わってきて満ち足りた読後感だしちょっとやってみるかとなれる超おすすめの1冊です。
Amazonのレビューもグッとくるものが多いので興味あれば見てみてください。
料理苦手民におすすめの料理本 ②もうレシピ本はいらない
たまたま図書館で借りた、稲垣えみ子さんの本。
目から鱗、斬新で文章が面白く、この後稲垣さんの著書全て読みました。
新聞記者として働いていた頃の毎日ご馳走を食べていたところから、退職を機に玄米、糠床、味噌汁をベースとした粗食に変えられたとのこと。
この本を読んで私も糠床と干し野菜を始めました。(どちらも夫が使い勝手悪いとのことでやめてしまったのですが、、、)
電力も使わず食費も安く健康的、さらに自分の美味しいと思えるものを自分で作ることができるようになったことで安心感を得られたそうでこれは土井さんの本にも通じるなと思いました。
料理をすることのハードルをめっちゃくちゃ下げてくれ、料理たるものこうでなくちゃという概念を壊してくれます。美味しく楽しく食べればいいじゃないとこれまた元気をもらえる豪快な一冊です。
料理苦手民におすすめの料理本 ③料理が苦痛だ
こちらも図書館で出会った本、タイトルが強烈で手に取ったらアカン気すらしましたがこちらもエール本です。
この本は母という料理を好きとか嫌いとかやる気の有無とか関係なくただただ毎日作り続けなければならない人に向けて書かれた本。
好きか嫌いか曖昧なことが、義務としてやるべきことになった瞬間とんでもない苦痛になったりすることが私は多いのですけれど皆さんどうですか。
この本は例えばそれが料理だったならば一旦やめましょうよ、気力が戻ってくる時をのんびり待とう〜と提案してくれています。それもただ突然やめると大変なことになっちゃうので準備段階から指南してくれているという徹底ぶり。
こちらは参考になるというか、寄り添ってくれて気持ちが楽になる方が多いのではないかなあと思い取り上げました。
著者の本多さんは料理が苦手というところから今では鎌倉でレストランを持たれお料理教室も開催されてバリバリ、おもてなしで手料理振舞ったり(家族以外に手料理食べてもらうのハードル高すぎ)やっていることはどこからどうみてもプロ主婦なんだけど置いて行かれている感が全くなくてすごい。
普通の料理をおもてなしまでバージョンアップさせる方法など主婦っぽい視点でレシピが載っていたりして興味深いです。
まとめ
以上、初回したのは料理【心構え編】です。
いざ作る時に実践的に役立つ考え方も本でたくさん知ることができたのでまたの機会にご紹介したいと思います。