少数民族や先住民を被写体にされている、女性写真家のヨシダナギ(公式HP)さんの本を読みました。
写真かっこいい。
本ではヨシダナギさんがフォトグラファーになった経緯や、「やりたいことは別にない」というクールなスタンス、だからこそできるこそできることやそこに至る考え、またそもそもの自分の人生の捉え方などが書かれています。
本を読むまで【芯が強く行動力も伴う成功者】というイメージでしたが、
「苦手なことからは逃げていい」
「できることと、もしあるならやりたいことをやっていこうよ」の積み重ねでここまでやってきたよ、みんなもできるよというの、まさに1ヶ月後に退職予定で今後やってみたいことにチャレンジしていく私にとって元気の出る本でした。
これからの人生に対する不安について
退職が近づいてきて、もうめちゃくちゃに楽しみな一方で、やっぱり不安も感じています。
「これからも自立して生きていくことができるだろうか」
「会社員の安定感があった頃がやっぱり幸せだったと後悔する日が来てしまうのではないか」
「やりたいこと色々あるけど自分にそれを実現していく力があるのだろうか」
というようなこと。
自信は、実績ができることによって補強されていくものだと思っているけれど、これまでの人生を新卒から一社のみで、10年以上過ごしてきた私には、会社という組織無くして自立できている自分が、今のところ、ほとんど想像できていません。
そんな人は多いようで、本でも
まだやってもないことに頭を悩ませている人がかなり多い。
やるかやらないかで悩んだらやる
まだ何もしていないのに、やっていないことに対して失敗したらどうしようと悩んでいる。
不思議と人間は未知のことに関してはネガティブな情報の方が目につきやすく、無意識にそちらを拾ってしまうものなのだろう。
他人の体験やアドバイスは参考程度に
結局、自分の目で見て、自分で体験した結果があなたのすべてであって、他人の体験談やアドバイスは、あくまでも参考程度に受け止めて聞き流すのがちょうどいい。
まずはやってみて、その結果を自分で受け止めることからすべてが始まるのではないか。
不安になるけれど、こうだったらいいなと思っている生活があり、そして今はまだ何もしていないのです。
自分でやってみて、その結果を真っ直ぐ受け止め、そこからさらにどうすればいいか考えればいいというの、当たり前のことですが、いざやるとなるとドキドキするう。
忘れてはならない客観性
他人の言うことは基本的に無責任だと思うが、それでも多数の人から指摘されるようなことは自分を客観視する手がかりになる。
箇条書きで見つめる自分
自分を客観的に見ることができるようになると、できないことにとくに傷つくわけでもなく、「私はこういう人間だから、こうしよう」と、淡々と現実的かつ具体的に考えられるようになる。
このバランス感覚すごい。のでメモ。いくつになっても自己分析。
人生で、成功したいのではなく謳歌したい
自分がいかに幸せに充実して過ごすかが、私にとっては何より大事なことだ。
自分の人生は自分が主人公
私の人生は私が主人公であって、この人生は私が謳歌するためのものだし、そうするために生まれてきたのだと思っている。
謳歌という言葉いいですね。
やれることは今のうちにやっておかねばと思っている。死ぬ間際に、「ああ、まだ使っていない貯金が残っている」とは思いたくない。
みんなと同じことができないことがずっとコンプレックスだったが、その一方で、私はみんなができないことをする人になるんだと決めていた。具体的に何をするかはわからなかったが、子供の頃から「私は私にしかできないことをする何者かになる」という漠然としたイメージだけはあった。人生はあくまでも自分が主人公の物語だ。
いつ死んでもいい状態で生きる
だから、強敵が現れたら迷わず逃げていい。ただ、「これは勝てそうだ」と少しでも思うモノは、迷わず挑むことをお勧めする。その行動は必ずあなたの経験値になり、自信へとつながる。