家族を養うために、芸人の傍らゴミ清掃員になられたという、マシンガンズの滝沢さん。
そこでの経験や考えたことを綴った本は、なんと累計15万部越えだそうです。すごい
私もミニマリストになりたい!おすすめ本5選で紹介していますが、ゴミを起点に物事を考えるというのがとても興味深いです。ゴミは身近なものなのに、こんなにも知らない世界があるというのが面白い。
お金持ちはゴミが少ない
本では、お金持ちと貧乏人のゴミの違いについて、章が設けられているぐらい詳しく書かれていますが、短めのインタビュー記事お金持ちのゴミには〇〇がない?清掃芸人・マシンガンズ滝沢さんに、読みやすくまとめられています。
お金持ちエリアと庶民エリアとで全く違うのが、ゴミの量。お金持ちの方が物をたくさん買って捨てている、と思われがちじゃないですか。実は逆で、お金持ちになればなるほど少ない。
松のゴミになると本当に生活しているのかって思うくらい少なくて、「自分が認めた物以外には1円も払わないぞ」っていう信念が漂っている感じです。
https://mainichi.jp/articles/20230106/osg/00m/020/005000d
(「松」というのは、松竹梅の松のことで、お金持ちレベルの最上級層のことだそう。)
一般人のゴミには、安いけど長持ちしない「消え物」が多くて、お金出してゴミを買ってるんじゃないかって思うくらいです。だから、ゴミの量は貧しさと比例しているような気がします。
そうした違いに気づいて「お金持ちのゴミをまねしたら自分もお金持ちになれるんじゃないか」と思い、徹底的にゴミを減らすようにしたんです。
https://mainichi.jp/articles/20230106/osg/00m/020/005000d
お金持ちは、ゴミが少ない→だからお金持ちのゴミを真似をすることで自分もお金持ちになる。
・・・発想がすごい。
私がゴミ清掃員しててもこの発想に至れるだろうかと思うと、日常のあらゆることへの感度もっと高めなきゃと反省します。
買えば、ゴミとして出すことになるので「お金持ちはこんなゴミは出さない」と思うペットボトルやタバコは、自分も買わない。その分のお金が、貯まる。
ミニマリストになればお金が貯まる
「ミニマリストになってお金が貯まるようになった」というのは、私も実感しています。
なんと言っても、お金を使う機会が減りました。
何かを買うときに、
・本当に気に入っていること
・具体的なイメージを伴って活用できるもの
以外は買わなくなりました。
庶民エリアからはチューハイ缶、たばこ、100円ショップのかご、洋服が大量に出ることが多いのですが(略)
https://mainichi.jp/articles/20230106/osg/00m/020/005000d
食品に関しては、惣菜系のものやテイクアウト系の中食にあたるものは、購入しなくなりました。
手軽で美味しいけれど確実に太るし、自分で作るよりは高くなります。
服も、年間で15着しかありません。
新しいものを買うならどれかを手放しますが、今あるものを手放してまで買いたいものは、滅多にありません。というか服が欲しいという気持ちがそもそもあまりないです。
食器や家電、洗剤などの消耗品も最低限のもので、壊れない限り買い替えないです。
結果、我が家から出るゴミの量は燃えるゴミが週に1度、10Lのゴミ袋に余裕がある量です。
プラごみは週に1度、15Lに少し余裕がある程度。
3人家族としては少ない方なんじゃないかなと思います。
ゴミが少ない結果(?)我が家はお金持ち!!というほどではないけれど、わりと余裕のある方ではあると思います。
ゴミが少ないからお金持ちなのか、お金持ちだからゴミが少ないのか
元々がお金持ちではないので、本当のお金持ちの方の暮らしは想像もつきません。
周囲を見ても資産家!みたいな人はいないため、「バフェット(投資家で世界5位の大富豪)は質素」みたいなのを本で読んでもそれが私の思う質素と一致しているかなんてまったく想像つかないし、実際そういう人たちの金銭感覚ってどんな感じなんだろうというのに興味はあります。
バフェットもゴミ少ないのかな。
考えても全然わからないのでやめますが、
私のようなごくごくフツーの人間がお金持ちに近づくためには、滝沢さんのいう通り、
「無駄なものを買わない=ゴミを減らす」という観点が大切なのは間違いない気がします。
さらに、断捨離においても
「お金持ちはこれを使うのだろうか」というように第三者的な視点を持つのはかなり有効ではないかなと思いました。結果、捨てるものの数は増えそうな気がします。
億万長者のつもりで生活する
なんの本だったか忘れてしまったしミニマリスト的なものには関係なかった気がする、、、のですが、
現状に関わらず億万長者のつもりで生活するというのをどこかで読んで以来、心がけています。
宝くじ当たったら何に使うかという妄想を私もしたことがありますが
「10億当たってもコンビニで弁当を買うか」
「10億当たっても1シーズンで着られなくなるような服を買い続けたいか」
(これはちょっと違うけれど)「10億当たっても仕事してたいか」など。
「No」があるならその部分を変えて、自分が本当に望む方向へと軌道修正していくことが必要だと考えています。
ちなみに私は10億当たったら、家は買うと思います。豪邸じゃなくてもいいけど拠点をいくつか持って、一年中あったかいところで過ごしたい。
服ももうちょっといいモノを買いそうだけど、数は今のままでいいです。
食事は完全に今のままがいいです。
だから、ゴミはやっぱり、少ないままだと思います。
ゴミの話、面白いです。
漫画版や電子書籍版もあるので、ぜひ本も読んでみてください。