ミニマリストのメリットとして「本当に大切なことに集中できる」ということがよく言われています。
服やモノを減らせば、「モノを買うときに検討する時間」「故障や買い替えの管理と手間」「モノを置くためのスペース(=家賃)」が減らせる。
自分の所有物に対してかけていた「時間とお金を節約できる」、
そこでういた時間とお金を「自分にとって本当に大切なことに使う」というのがミニマリストであるメリットだと認識しています。
ミニマリスト・デジタルの罠
しかし果たして、そうして手に入れた時間を「本当に大切なことに」使えていないかもしれないと感じるようになりました。
きっかけは、1年ほど前にiPhoneに変えたこと。
スクリーンタイムが表示されるようになり初めて認識したのですが、1日のスクリーンタイムはなんと2〜3時間。
ミニマリズムの核をなす概念ー“少ないほど豊かになれる”ーは、決して新しいものではない。
p79
とはいえ、この20年は、テクノロジーに関することとなると、“多ければ多いほどいい”ーと主張するマキシマリズムが復活した時代でもあったといえそうだ。
通勤電車の15分×2、お昼休憩の45分、あとはちょっとした隙間に見ているだけの認識だったので、スクリーンタイムが正確に表示されるようになるまでは、せいぜい1時間ぐらいだろうと思っていました。
一体何をそんなに見ているのかといえばほぼSNS(インスタとTwitter)で面白いから見ているというよりは、なんとなく見ちゃうという状態です。
たまにおもしろい本に出会えたり子に関することで知れてよかったということはあるけれど、全然興味のないバズった話や敬遠しているような下世話な話をうっかり読んで心が乱されることも少ないとは言えません。また、通勤電車を降りるときに「今読んだものに結局何が書いてあったんだっけ」と考えると何も思い出せないような、見終わった瞬間から忘れているものが大半だということにも問題を感じていました。
それらの理由から、これまでに何度も思い立ってやめようとトライしたことはあったものの、いつの間にか戻っている、というのを繰り返していました。
毎日3時間費やしている状況をどうにか脱出したく、こちらの本を読みました。
デジタルミニマリストとは
デジタル(≒インターネット)を自分にとってミニマルな状態にし、「本を読む・運動する・現実でのコミュニティを大切にする」など自分にとって大切なものに使う時間を拡大させようというもの。
それにはまず、そもそも自分にとってミニマルな状態とは?を考える必要がある。
理想的なデジタルライフとは、具体的なメリットを最大限に享受できるよう、自分が使うものを意識的に取捨選択すること
p52
Twitterに何を求めてる?インスタは?と考えると、フォローする人をだいぶ減らせそうだし、そもそもツールとしてTwitterが最適なのか?を考える余地が生まれる。
著者のおすすめは厳選したニュースサイトを、時間をまとめて読むこと、とあります。
デジタル・ミニマリストへの挑戦
- 30日間のリセット期間を定め、必ずしも必要でないテクノロジーの利用を休止する。
1)テクノロジー利用のルールを決める。対象となるのは新しいテクノロジー。アプリ、Webサイト、サブスクなど
2)30日間、ルールに従って休止する - この30日間に、楽しくてやりがいのある活動や行動を新しく探したり再発見したりする
- 休止期間が終わったら、まっさらな状態の生活に、休止していたテクノロジーを再導入する。
そのひとつひとつについて、自分の生活にdのようなメリットがあか、そのメリットを最大化するにはどのように利用すべきかを検討する
3月20日からスタートします
ということで、3月20日からスタートしてみようと思います。
読みたい本がたくさんあるので、とりあえずはスマホを触る代わりに本を読むことにします。
スマホは本当にダラダラと触っているだけなので、
- Twitterをやめる
- インスタは朝に1回5分のみ
代わりに取り入れたい時間は、ヨガをする時間、本を読む時間、料理を丁寧に作る時間、です。
仕事を辞めることがポジティブに働く気もしていて、とても楽しみです。
お読みいただきありがとうございます。