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【読書】忙しさを支える料理本・3冊

フルタイム共働き+保育園児 の生活になって、2年半が経ちました。

外食も、ミールキットも、テイクアウトも、お惣菜もほぼなしで生活しています。が、日々の食事はこの上なく質素です。

ゆるくマクロビを意識した食事にしているので、(10年以上悩んでた便秘を解消した話)平日のご飯は【具沢山みそ汁+米+副菜1〜3+子供用に主菜があったりなかったり】という感じです。

粗食であることは体調もいいし問題ないのですが、粗食であるなりに、バリエーションを増やして食を充実させたい気持ちを抱えています。

今は、思考停止で作れるものばかり作っている。
究極、野菜になんの味をつけるかという感じで、調味料単品か、合わせるか。

食感や調理法、味付けなどでバリエーションをつけたいけれど、毎日30分ぐらいで晩御飯を作り切れることが最重要です。
時間を重視しているので煮物とか、下処理の必要な食材とか、工程の多い料理とか、片付けの面倒なものとか、そういうのは存在しないものとして過ごしています。

結果、旬のあいだ中似たような野菜を食べ続けるので、料理をする時に、なんとなくマンネリ化した気持ちを持ってしまっています。

ヒントを求めるべく図書館へ。

そして、バリエーションを出すためにできることは、作り置き(ストック)なのではないかという仮定が自分の中に生まれました。料理下手ですみません。

最近読んだ3冊の本

今回借りたのは、こちら。

3冊ともよかったです。

【生きること】と、そのベースとしてある【食べること】を大切にしている人たち、本の中でも身の回りにいても、地に足がついている感じがして、みていてとても清々しく感じます。

忙しさを救うのは作り置き?

やっぱりできるだけ出来立てか、出来立てが無理だったとしてもその日のうちに作ったものが食べたいと思ってしまいます。

また、何日も同じ食事を食べることが、1人なら全然いいのですが家族で食べているとなんとなく寂しい気持ちになってしまうなと感じていました。

そんな理由で、休みの日などにまとめて数日〜1週間分ぐらいの作り置きと下準備をしておくというの、かつてはやっていたこともあるのですが、続きませんでした。

今後も多分しないだろうなあ〜と思っていたところに、なんと3人とも共通で「作り置き(ストック)」についてポジティブ。

作り置き料理、手作りのたれやソースは、毎日の献立づくりをとても楽にしてくれるありがたい知恵です。忙しくても、料理は時間がかかる、面倒だと思ったことがないのも、このおかげかもしれません。

ためない暮らし/有元葉子

もう何年も前から、「ストック」を作るのが習慣になっています。(中略)私のストックは、毎日のご飯やお弁当作りにどんどん活用できる、「おかずのもと」のようなもの。

毎日、こまめに、少しずつ/ワタナベマキ

特にワタナベマキさんのが分かりやすく、そのまま食べるのではなく【直前に焼く・蒸す・揚げるなどする】というもので、以下が具体例で挙げられていました。

*玉ねぎマリネ(薄切りにして塩とオリーブオイルをまぶしておく)
→茹でタコと和えたり、そのまま付け合わせにしたり

*キノコの塩漬け(さっと茹でたキノコに塩をまぶす)
→オムレツの具にしたり、麺類のトッピングにしたり

*じゃがいもマッシュ(茹でてつぶして塩を混ぜる)
→生クリームと混ぜてグラタンにしたり、丸めてコロッケにしたり

ベースからのアレンジのアイデアがそんなにポンポン出てこないけれど、【自家製ミックスベジタブル】とか、【大根をおろしにしとく】とか、考えてみたら一部やってるものもあって、確かに楽だし飽きないなと思いました。

出汁をとるのは大した手間ではない?!

ストック食材と並んで紹介されていたのが、出汁です。

出汁、大好きなのですが強い苦手意識があります。理由は主に3つで、手間がかかり、コスパも悪く、保管もしっくりこないというもの。

乾物は、保管がかさばります。昆布、煮干し、鰹節などジップ付き袋に入っていることが多いけれど、そのままは嫌だし移し替えるのも少し面倒に感じてしまう。

そして、高い。ワタナベマキさんのレシピでは、5×10cmの昆布に対して水1Lとのことで、味噌汁なんて作った日にはもう瞬殺じゃないの、とびっくりしました。

今使っている出汁はこれです。

ちなみに我が家の味噌汁は、野菜から出てる出汁で十分美味しくない?!ということで、野菜+味噌です。たまにパンチのあるもの飲みたくなったら、あらかじめ別で、ごま油で焼いた野菜を入れたりしています。

でも私の好きな料理家さんたちは、みーんな出汁を取るべきとおっしゃられているので、私も仕事をやめたら出汁をとる生活にシフトしようと思います。(安定の先延ばし、、、)

味の決め手は調味料

出産までの約30年間、食事に関して、【空腹を満たす】以外の一切を気にしていませんでした。

そりゃあいいものはいいのだろうけど、繊細な味覚を持っていないのでわかるわけない。なのでコストをかける意味もないと考えていました。

しかし、産後ダイエット&それに伴う食事の見直しを始めてから「調味料は一見高いけど1食当たりで考えると美味しさとのコスパがいい」という勝間和代さんの言葉と、ならばモノは試しにと、友人に薦められたこちらの醤油を買ってみました。

そして、味の違いにびっくりしました。詳しいことはわからないけれど、本当に美味しかったのです。今はこの後載せる、井上古式醤油というのを使うようになりましたが、コスト的にはこちらの方が良いのと、市販のものとは明らかに違うので確かにお試しにぴったりでした。

そして少しずつ、他の調味料もパッケージを裏返したりネットで調べたりして、選ぶようになっていきました。

今回読んだ本の中でも

毎日のご飯で、贅沢をする必要はありませんが、「これだけは、いいものを使ってほしいな」と思うのが、調味料です。

毎日、こまめに、少しずつ/ワタナベマキ

として、いくつか調味料が紹介されています。

個人的な備忘録も兼ねて、載せておきます。

醤油

料理酒

*ワインも料理酒も、料理用ではなく飲めるものを使うことがポイント。料理酒は吟醸ではなく純米のものを。

みりん

炒め物

揚げ物

醤油、みりん、酒は今使っている物と同じでした。

油については、脂質を抑えたいのでスルーになりそう。そしてここに載っていないけれど我が家でもはや絶対に外せない調味料が、塩です。

こちらも醤油と同レベルで感動しました。塩はよく使うので、高いなーって思うけど、見合った価値を感じるので問題なしです。

それらを合わせて自家製調味料

そして、これらの調味料を合わせて自家製のたれを作っておく。

ワタナベマキさん:八方だし、酢たれ
ひぐまあさこさん:ニンニク生姜醤油、自家製麺つゆ、自家製塩麹、万能和風たれ

などが紹介されていましたが、これも【たれをベースに料理を展開する】という活用のされ方をしていて勉強になりました。

八方だしに、+オリーブオイル(洋風)、+ごま油(中華風)その他にも+すりごまや、+からしゆず胡椒など、アレンジもたくさん。

ストック=料理のベース という考え方

食材も、出汁も、調味料もそれをもとにした自家製たれも、全てさらに料理されることを前提とした作り置きです。

イメージとしては、料理の1〜2工程をストックしているような感じで、確かにそれなら今より一歩踏み込んだ料理を日常に取り入れられるような気がします。

忙しいという理由で「こんなものでいいか」とスーパーにずらりと並ぶ○○の素を活用するのも、冷食やお惣菜を並べるのにも抵抗を感じてしまいます。


時間も手間もキャパを超えてしまうことなく、美味しくて元気の出るような食事がしたい。
「食べる」ことは毎日続く生活のベースなので、もっと楽しんで取り組めるようになりたいです。

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