30代も半ばに差し掛かろうかという我々、去年夫婦揃って脱サラし、サイドFIREな生活に入りました。現在の資産は1億円強。
ごく普通のサラリーマンで大した投資知識もない我々が、ある程度の資産を築けたのには、唯一にして無敵の節約術とは・・・・
ズバリ
価値観を明確にすること
です。
何が好きで苦手で、何をしたら満足して、誰が好きで、理想の自分はどういう状態で、、、という、自分にしかわからない自分の価値観を明確にする。
自分のことを知ってそれを尊重するだけで、価値観にフィットしないお金の使い方を始めは意識的に、そのうち無意識に避けられるようになっていき、するとお金がめちゃくちゃ貯まるようになります。
使うお金＝自分の時間
雰囲気でお金を使う方が多いなあという印象をずっと持ってます。
自分の時間と能力を駆使して一生懸命仕事をして稼いだお金について、使う時には稼ぐことと頭の中で切り離して考えているように見える。
具体的にいうと、たとえばたまたまケーキ屋の前を通りかかったから家族みんなで食べようかとなんとなく買う3千円、それって少し大袈裟にいうと、そのケーキのために自分の人生削ってるなと私は思っちゃう。それを食べなければ、単純に考えたら人生の労働時間を、パートの方だったら約3時間減らせるし、投資に回せば長い目で見た時にもっと減らせる。
なのに、そんなことを考える前にケーキを買っちゃう。
これなんでかなと思って考えた結果が上の、使うと稼ぐを別物として考えてるからだなと思い至りました。何かを買うために支出するお金は、他ならぬ自分やパートナーの労働時間から生まれたものだということを繋げて考えれば、支出に対する考え方も少し変わりそう・・・？
お金を使って手に入れるものに対する熱量
そしてそういう雰囲気で手に入れたものたちについて、買った人が”手に入れられて最高に嬉しい！”というテンションであることは少ないように見えます。
先ほどので言うと「めちゃくちゃケーキが食べたい、今日はケーキを食べるぞ」で買うんだったら「あー嬉しい、買えた、食べるの楽しみ」となる一方で、”たまたまケーキ屋さんの前を通りかかったら子供が食べたいと言った、じゃあ家族みんなの分を買おう”とかだと、もうこれは雰囲気で浪費しています。そんなフワッとした気分での消費のために、自分の人生の貴重な時間を差し出してるなんてアンビリーバブルです。
ここからさらに偏見ですが、そういうお金の使い方をする方は手に入れたものを消費する時も雰囲気で消費してる。例えば服でもなんとなく買うからなんとなく飽きて、なんとなく次欲しくなるの無限ループしてるように見えちゃう（ごめんなさい）
思考のクセで雰囲気での支出が減る
支出を自分の労働と結びつけると、本当に欲しいものしか手に入れたくないような気持ちが高まってくる。だってこれは私が頑張ってあの仕事をしたことで得られたお金、今から使おうとしているのはあの労働に見合うほどの消費なのかと考えると、「否」、なんとなく支出しようとしている時の熱量は、頑張って労働している時の熱量とイコールじゃないことが多いことに次第に気づくようになっていきました。
そしてそんな中で手に入れたものは、当たり前ですがめちゃくちゃ大切にするようになりますし、飲み会などでも万全の体制で挑むようになるので惰性がなくなって満足感が全然違います。
付き合いで支出せざる得ない時は
付き合いなどもありますが、それ本当にその消費がないと成立しない付き合いか？と考えると、意外にそうでないことも多い。
例えばランチに行ってあんまりお腹空いてないのにみんながデザートセットにするから自分も、とか、旅行に行った時にみんなが自分用にとお土産買っていたのでなんとなく自分も何かは買った方がいいのかな、とか、疲れてるから早く帰りたいけど誘われたから飲みにいく、とかそういうのは大体が付き合いという名目に逃げている自分の弱さ、必要のない自己犠牲です。
参加するか迷うのは参加したくないからだし、みんなに合わせた消費を行うかなんて”みんな”は実際全然気にしてないです。本当にやりたいことには、多くの場合迷いがない。
いつだって自分の中にある答えに焦点を当て、それを尊重してみる。どことなくGOな雰囲気を感じる時に違う発言をするの、始めは少し勇気がいるかもしれないけれど、慣れたら本当に何に気を使っていたんだろうかと思えるようになりました。
自分を知ることから
まずは自分が何を望んでいるのかを知ることから始めます。
資産が増えることは安心感がありますが、それとは全然別軸で、自分の価値観を知りそれを尊重することは、自己肯定感にもつながるのでおすすめです。
厚切りジェイソンさんも価値観が明確。
お読みいただきありがとうございました。
